【子連れ飛行機のポイント】0歳〜5歳までを年齢別に徹底解説!

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子連れで飛行機に乗るときに気をつけることはありますか?!

子連れ飛行機、ママは心配が尽きないですよね…
私も試行錯誤しています!

この記事でこんな不安が解消できる!

・子どもと飛行機に乗るときの空港への到着時間

・赤ちゃん、1〜2歳、3〜5歳それぞれの空港での過ごし方

・赤ちゃん、1〜2歳、3〜5歳それぞれの機内での過ごし方

こちらの記事では、元CA&元グランドスタッフで息子が0〜5歳までに100回以上ワンオペで飛行機に乗っている私が、『子連れ飛行機で気をつけるべきポイント』を年齢別に徹底解説します!

目次

空港にはどのくらい前に着けば良いか?

早すぎるくらいの到着を!

私のインスタグラムアカウントでもよく問い合わせがあり、周囲からもよく聞かれる「空港への到着時間」についてご案内します!

・国内線なら最低でも2時間前
・国際線なら最低でも3時間前

には空港に着くことをオススメします!

GW、お盆、年末年始なら、さらに早めに行ったほうが安心です!
お土産売り場に保安検査、トイレ…いろんな場所が混雑しています。

私もいつも十分すぎるくらいの余裕を持って空港へ行っていますが、なぜだか今だにバタバタしています。

赤ちゃん連れは、オムツ替え、ミルク作成…など特に時間がかかりますよね。
また空港でのチェックイン時にもポイントがあります!

(1)手伝ってほしいことはグランドスタッフにお願いをする
(2)ベビーカーはスーツケースと一緒に預ける
(3)航空会社のベビーカー貸し出しサービスを利用

上記の3つを以下で詳しくご紹介します!

(1)手伝ってほしいことはグランドスタッフにお願いする


例えば「抱っこ紐をしている」「第2子の妊娠中」などで到着後、大きな荷物をベルトコンベアーから取るのは大変ですよね。

グランドスタッフに「到着後に荷物を取るのを手伝ってほしい」と伝えると到着空港に引き継いでもらえます!
飛行機から降りてすぐにベビーカーを使いたい時もグランドスタッフに伝えてくださいね。

(2)ベビーカーはスーツケースと一緒に預ける


持参したベビーカーは手荷物として預けましょう!

折りたたみベビーカーは、機内持ち込みサイズを満たしている場合に限り持ち込み可能です!

CYBEXのリベルやBABYZENのYOYOなど、さまざまな折りたたみベビーカーが販売されていますが、飛行機に持ち込みたい場合は購入時にサイズの確認を!


我が家はgbのポキットでした。今のサイベックス リベル!
海外旅行での混雑時には、入国に時間がかかることも多いので、買ってよかったものの一つです。

機内持ち込みサイズ(国内線)
100席以上の飛行機:3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内(55cm × 40cm × 25cm)
100席以内の飛行機:3辺(縦・横・高さ)の和が100cm以内(45cm × 35cm × 20cm)

機内持ち込みサイズ(国際線)
3辺(縦・横・高さ)の和が115cm以内かつ3辺それぞれの長さ55cm×40cm×25cm以

ベビーカー専用のケースがないと機内に持ち込めない航空会社もあります!

機内に折りたたみベビーカーを持ち込む方は専用ケースの準備もお忘れなく

(3)航空会社のベビーカー貸し出しサービスを利用

航空会社ではベビーカーの貸し出しを行なっています!(LCCではないこともあります)

数に限りがあるのでGWやお盆、年末年始など混雑しているときには借りられないこともありますが、空港にいる間、目を光らせていると意外と見つかりますよ。

0歳

①搭乗前におむつ替え


飛行機に乗る前は必ずおむつ替えを!

機内の化粧室にもおむつ交換台はあります。
しかし、機内の化粧室は狭くおむつ交換台にはベルトがない…そして、揺れている中でのオムツ交換は結構大変…です。
機内でのオムツ交換は必要時のみにしておくことをおすすめします。

また、同時にママも化粧室を済ませておきたいところ。
でも…
「時間がない、子どものことに夢中で自分がトイレに行くのを忘れた…」ということもありますよね。
上空でママが行きたくなったときには、CAが赤ちゃんを預かってくれますよ。


②授乳、ミルクは離陸&降下中に

高度が変わる「離陸中」「降下中(着陸態勢中)」は赤ちゃんも耳が痛くなります。
そのため、高度が変わる時間帯を授乳やミルクタイムにしましょう!

また、眠っているときは無理に起こさなくてOKです!

機長やCAの機内アナウンスでは

「○分後に降下を開始いたします」
「○時○分に降下します」

など降下を始める時間を案内していることもありますよ!
ミルク&授乳タイムの参考に★

③マザーズバッグの置き場所

マザーズバッグは前の座席の下に収納するのがオススメ!
※壁の前など座席によっては前の座席に収納できないこともあります。

上の物入れに収納するとベルト着用サイン点灯中は、必要なものが取り出せなくなり不便です。
隣の座席が空いている場合は、隣に荷物を置くこともできます。
隣の座席に荷物を置くときは、取手にシートベルトを通し、締めておくことを忘れずに!
(置けるか否か、航空会社により違いがあります。)

【写真:荷物を座席に置くときはバッグの取手にシートベルトを忘れずに!】

④抱っこひもはしたまま座る

搭乗したら、ついつい抱っこひもを外して上の物入れに収納してしまいそうになるのですが…
抱っこひもの中に赤ちゃんを抱いたまま座る方が快適なんです!(実体験)

私自身、CA時代にママ達が抱っこひもを外して上の物入れに収納していたこと、外した抱っこひもを収納するお手伝いもしていたので、初めてのワンオペ飛行機では何のためらいもなく抱っこひもを上の物入れに入れたのですが…

「喉が渇いたのにペットボトルを開けるのも大変…」
「バッグから物を取り出すのもキツイ…」

不便に感じ、上空で抱っこひもを取り出し、着用したことがあります。

以来、機内では抱っこひもに息子を抱いたまま(2歳くらいまで)座っていました。
寝るのが上手ではないタイプの息子でしたが、抱っこひもの中ではよく眠ってくれましたよ。(ほぼ100%!)


ワンオペの時は特に、抱っこひものまま座った方が両手が空くので快適です。

以下の記事では、機内での抱っこひもの使用方法についてもご紹介しています!


⑤周囲の方へご挨拶

勇気が必要ではありますが、一声かけるだけでママの気持ちにゆとりが 持てます。
私は、特に堅そうなビジネスマンほどご挨拶しているのですが、

「子どもが泣いたり、騒いだりしたら申し訳ありません…」

と一言、言うだけで皆さん

「大丈夫!気にしないで!」
「お母さん1人で大変だね〜」
「うちの子にもこんな時があったな〜」
「おじちゃんが遊んであげようか!」

と意外と温かい反応が返ってくる事ばかりです!!

何事もなく到着した時に
「坊やよく頑張ったね〜」
などと声をかけてくださり、ウルッときたことも多々。

実はこの「周囲に挨拶をする」は、私がCAとして乗務していた時に感動したエピソードがきっかけだったのです。

赤ちゃんを連れ、ワンオペでご搭乗されたお母さん。
上空では揺れがあり、終始ベルト着用サインが点灯、赤ちゃんは泣き止まず…
(ベルト着用サインが点灯しているのでお母さんも立ってあやすことができない)

無事に着陸し、赤ちゃんも泣き止み、ベルト着用サインが消えた瞬間、お母さんが即座に立ち上がり

「お騒がせして申し訳ありませんでした…皆さん本当にありがとうございました!」

と周囲の方々に挨拶をしたのです!!

するとどこからともなく拍手が!!!

お母さんの勇気と人柄に心を打たれ、私も感動したのです。
いまだにこの光景は忘れられず、「自分に子どもが生まれたら周囲の方への感謝や配慮を忘れずにいたいな」と思ったエピソードです。

1〜2歳

①搭乗前は動いてもらう

飛行機に乗る前は子どもにはとにかく動いてもらうのがポイント!
私も機内で寝てもらうためにいつも必死です…

・空港の遊び場を事前にチェックしておく
・搭乗口まで歩いてもらう


ハイハイ期のお子さんは靴を脱いで遊べる場所がほしいところ。(どこかで解放してあげたくなりますよね!)

国内の空港では靴を脱いで遊べる広場がある空港も多いので、乗るまでに時間があればぜひ利用していただきたいです。

余力があればどの辺にあるのか、HPで確認しておくとスムーズです。

②マグの開閉に気をつけて

機内でマグを開けるときにはフタをゆっくり開けるのがポイント!

開けると気圧の関係で飲み物が勢いよく飛び出します!!
ついつい忘れがちで私も何度も普通に開けているのですが、、、
マグの中身も肝心!!

同期のCAの体験談では…

「乗務中、マグにトマトジュースを入れていたお客様。マグを開けた瞬間、天井まで飛び出し悲惨だったことがある…」


万が一に備えて、被害を最小限にできる水かお茶が安心ですよ。

③前の座席にも配慮を

子どもの退屈しのぎは親も修行…
あの手この手を使ってもうまくいかないこと、ありますよね…

ついつい

・テーブルの開け閉めが楽しくなったり…
・座席の背もたれを蹴ってしまったり…

そんなことがよくあるかと思いますが、前に座っている方は寝ていたり、体調が悪いこともあるかもしれません・・・

やってしまった時には一言添えたり、まだわからない子どもでも注意をするという姿勢は大切な気がします。

そして
「子どものやったことは仕方ないけど、親が注意をしていない」という機内トラブルも実際によくあります。

子どもの暇つぶしは親も大変で、ついつい周りを見失いがち…
周囲の温かい気持ちに感謝しながら、親としてできることはしていきたいものです。

3〜5歳

①時間潰しは複数が鉄則

子どもの時間潰しは複数用意が鉄則!
現役CAママも声を揃えて言っています!

・タブレットに動画のダウンロード
・小さなおもちゃ(音が鳴らないもの)

・マグネットブック
・シールブック
・幼児用雑誌


機内で Wi-Fiが使えるようになった最近ですが、「容量の多い動画は見れない」のが現状。
タブレットやスマホはいつも通りに使えないので事前ダウンロードは必須です!

また、座席にモニターがある機材もありますが、航空会社や機材によりあったりなかったり…

そして、機材変更もよくあることです。
モニターがついている機材を予約していても、動画のダウンロードはしておくと安心です!

②動画の音量に気をつけて

「子どもがイヤホンを嫌がる」
「子ども用のイヤホン(ヘッドホン)を忘れた…」

そんなこともあります!
音を出して見る時は、動画やゲームの音量に配慮を!

私の経験談ですが、私の前の列で大音量でゲームをやっているお子さん…寝たかったのに寝れなかったことがあります。。。

5歳くらいになると、1人でできることが増え、楽なこともありますが、親としての配慮が必要なことはまだまだまだ、あるものだな…と私自身も戒められる毎日です。

③声の大きさにも配慮を

とにかくママに聞いてほしい、見てほしい4、5歳…

「聞いて!聞いて!」
「見て!見て!」

など興奮気味に話してくることもあり、声も大きいことありますよね。

「寝ている人もいるからアリさんの声で」

と機内では(電車やバスなども)よく言っていますが、気付くとまたすぐに大きな声に。
ゲームや動画の音量と同様に話し声の大きさにも配慮したいものです。

全ての年齢で気をつけたいこと

機内でのケガ

意外と思われるかもしれませんが、機内でのケガには要注意!

機内でよくあるケガの事例

・座席のテーブルを開け閉めしていて指を挟む
・ひじかけに手や指を挟む
・シートベルトに手や指を挟む
・化粧室のドアに手を挟む
・シートベルトを外し、座席前に立って遊んでいて転んで頭を打

意外と危険が多い機内。
急な揺れも本当にあるんです。


ケガをしてしまってはその後の旅行にも支障が出てきてしまうので、くれぐれもお子さんのお子さんのケガには気をつけて下さいね!!

搭乗のタイミング

私のインスタグラムのアカウントにDMでよくあった質問の中からご紹介。

搭乗時に各社で行なっている優先搭乗サービス

「優先搭乗サービスは使わないとダメですか?」
「決められた時に搭乗しないとダメですか?」

優先搭乗サービスとは…

・車いすを使っている方
・ケガをされている方
・妊娠中の方
・小さなお子様連れの方

など、配慮を要するお客様を最初に機内へご案内するサービス


小さな子どもがいるとグランドスタッフから声をかけられることもよくあると思いますが、

小さなお子様連れのための優先搭乗は、マストではありません!!

・早く乗って、身の回りを整えたいのか…
・搭乗直前まで子どもを発散させておきたいのか…

など、ママの気持ちや子どもの状況で決めてOK!!



飛行機は動き出すまでに時間がかかることも多く、満席の大型機なら500人以上が乗ります!
最初に乗ってしまうと500人以上が乗り終わるのを待つことにります。
そのほかにも、搭乗は完了したけど航空路が混雑していて飛行機が動き出せない…ということもしばしば。


ちなみに私は、

・息子が0〜1歳の時には優先サービスを利用し、早めに搭乗
・1歳半ばからは、最後の方に搭乗(極力息子の体力を消耗させたい…)

という感じで搭乗してきました。


スムーズな搭乗のため、グループごとに搭乗が分けられていることもありますが、決められたグループの時に乗らなくても怒られることはないのでご安心を!

また、家族やグループのメンバーが別々に搭乗しても問題ありません。

例えば、赤ちゃんと2歳のやんちゃキッズがいるファミリーの場合…

・ママは赤ちゃんと先に搭乗し、荷物を整理したりCAにミルクをお願いする
・やんちゃキッズはギリギリまで搭乗口付近で遊ばせておき、搭乗最後の方にパパと搭乗

などの搭乗作戦もあります。

でも!
搭乗口にギリギリに行くのはNG!!
羽田や成田などの大きな空港は、搭乗口がとても遠いことがあるので、早めに搭乗口付近にスタンバイしておきましょう!
ギリギリすぎると本当に乗れないことがあります…

忘れ物に注意!

降りる時には、忘れ物がないかチェックしましょう!

忘れ物をチェックすべき場所

・座席の間
・座席ポケット

・座席下

座席の間に多いのがスマホと財布(男性でポケットに入れてる場合が多い)!!
座席ポケットに多いのが子どものマグやタブレット!!

降りる時には、座席付近をもう一度チェックしてみて下さいね。

座席を汚してしまったら…

ジュースをこぼしたり、嘔吐してしまったり、お菓子のくずだらけになったり…

「そんな時はCAに教えてください」

と現役CA。

怒られないですし、追加料金もありませんよ。

1つの飛行機は1日に何便も飛びます。
そのため、汚れた座席はカバーを交換する必要があるのです。

すべてのお客様が降りた後、CAも確認し、清掃担当の方も清掃してくださっていますが、交換が必要なこともあります。
汚してしまった時には一言教えてくださると助かります!

子連れ飛行機で気をつけたいポイント まとめ

持ち物も気をつけることもたくさんの子連れ飛行機。

少しでも私の経験がみなさんのお役に立てれば嬉しいです。

どの年齢においても、おやつや暇つぶしグッズは特別感を出すのがポイント!
機内でのケガにも十分気をつけていただきたいです!

機内で眠ってもらうために搭乗前は子どもを歩かせたり、お昼寝時間に便を合わせたるなど、できる工夫はたくさんあります。

色々書いてしまいましたが「書いてること全部気をつけなきゃ!」なんて思わなくて大丈夫です!

私自身、息子が5歳になる今でも、「こうしたら良かったな」「やっぱりあれを持っていけば良かった〜」なんてことはいつもです。

子連れで飛行機に乗るママ達、ワンオペで飛行機に乗るママ達の背中を押せたら幸いです。

ご質問はインスタグラムで承っています!
(お時間をいただくこともあるかもしれませんが、必ずお返事します!)

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